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妄想「嘘つき」

前の記事でちょっと触れていました創作小説ができました!

・・・でも、創作というほどのものじゃないんですよね。

このお話がどういう経緯で思いついたかというと、自分が『そそる』と思う薪さんの顔をサラサラと書いていたら結構気に入ったものが描けたんです。
なので、薪さんはその顔をどんなときにするんだろう・・・と考えていたら、何となくこんなストーリーが浮かんだだけ・・・。

どうしてこういう展開になったのかも、今後どうなるのかも全く考えていない・・・、つまりは『妄想』というやつですね(笑)

私初のちょっと色っぽい内容になっています!
(18禁とまではいってませんが・・・)

イラストも挿絵として入れましたので、そちらと一緒に見ていただけるとうれしいです。

何はともかく「月1位でお話が創っていけたらいいな」と思っていたので、とりあえず今月の目標はクリアできたな~とホッとしてます(^^;)

来月もがんばるぞ!





では注意事項です!

※R指定はありませんが、『腐』要素あり。登場人物は薪、青木のみです。
薪さんや青木のことは私なりに美しく書こうと努力しておりますが「イメージが壊れている」ということがあるかもしれません。
そうだったら、ごめんなさい!

了承していただける方のみどうぞ! 
















「嘘つき」



妄想 薪さん


「いい加減にしないと人を呼ぶぞ」

壁際に追い詰められた薪は、静かだが威圧感のある低い声で言った。

しかし青木はひるむことなくジリジリと薪との距離を縮めてくる。
迫ってくる広い胸を押しのけようとした両腕も呆気なく青木に捕われ、薪は壁に貼り付けられた。

「いいんですか?こんなところを見られて恥ずかしい思いをするのはあなたの方でしょう?俺は一向に構いませんよ?」

いつになく冷たい表情の青木に見下ろされた薪はまるで追い詰められた獣のように青木を睨みつけた。

しかし青木には分かっている。

薪の琥珀色の瞳の奥では自分への恋慕の炎が揺らめいているのだ。
青木はつかんだ薪の手の熱から、そして彼の上気した頬の色からその確信を強めて言った。

「薪さん、俺は気づいてしまったんです。自分の本当の気持ちに・・・、そしてあなたの気持ちにも・・・」
「何のことだか・・・」

薪は一瞬戸惑うような表情を見せたかと思うと、すぐにその顔を青木から背けた。

「嘘がお下手ですね・・・。その嘘は俺への罰なんですか?長いことあなたの気持ちに気付かずに傷つけ続けた俺へのあなたなりの復讐?」

青木は聞くことを拒絶するように顔を背けたままの薪に、更に言葉を浴びせかける。

「そして俺に心も体もくれないまま、亡くなった後に俺の画だらけの自分の脳を見せつけて更に俺を苦しめるつもりですか?」

薪の唇が、手が・・・、そして肩が震えた。
その震える唇を薪はギュッと強く噛んだ。

青木はそんな薪にゆっくりと身体の重みを預け、彼の白く華奢な指と指の間に自分の指を割り込ませていく。

「・・・ここまで言っても、自分の気持ちを認めてくれないんですか?否定してはくれないんですか?『僕の心はずっとお前のものだった』って・・・」

薪の綺麗な顔が歪んでいく。

青木は強引に自分の顔を寄せると、薪の潤んだ瞳に自分の顔を映した。
見たこともない甘く切なげな表情の自分が薪の涙のレンズの中で膨れて見えた。

「薪さん・・・、もう観念して素直になってください。あなたが『幸せになること』を・・・、『鈴木さんを忘れること』を罪だと思っているのなら、俺はあなたの共犯者になります・・・」

青木は何も答えようとしない薪の唇に自分の唇を寄せた。

薪は「逃れられない」と確信したからか、それとも「逃れられない」ふりをして受け入れたいのか・・・、自分自身ですら分からないまま彼の腕の中でギュッと目を閉じた。

薪が青木の吐息を感じた次の瞬間、その唇が自分の唇に触れた。
弾力のある唇が優しく薪の唇を押しつぶしていく。

そして胸に痛いほどの切なさを溢れさせたまま、その唇はすぐに薪から離れた・・・。

青木がゆっくりと目を開けると、目の前で桜色に頬を染めた薪が自分と同じように目を開けようとしていた。
すっかり毒気を抜かれたような薪は抵抗する様子もなく、長いまつ毛の奥から青木を見つめている。

蕩けた蜂蜜のようなその瞳と艶やかな唇はまるで自分を誘っているようだ・・・。

青木はたまらずにもう一度その唇を求めた。

固く閉じた唇に再び青木が触れる。
薪が逃れようとしないことを確認すると、今度は下唇を吸い、ほころびかけた蕾のような薪の唇の間を舌で優しく突いていく。
熱い吐息がこぼれたそこから舌を差し入れると、薪の細い身体がビクリと震えた。

薪は自分の頭の芯が痺れていくのを感じていた。
「いけない」と思いつつ、それ以上思考することも抗うこともできない。


青木に舌を絡めとられ、気づくとその濃厚な接吻に熱く応じていた・・・。

そんな薪の変化に気付いた青木の口づけが更に激しさを増す。
角度を変え、より深くお互いの唇を貪る。

青木はすでに弛緩して崩れそうになっている薪の体に手を廻し、その細い両足の間に自分の足を差し入れて支えた。

そして自らも崩れおちぬよう必死に自分の肩にしがみついて舌を絡めてくる薪に更に情欲を掻きたてられ、青木は薪の素肌に触れたがる手を薪のジャケットの内側へと滑らせた。

その瞬間コツコツという靴音が廊下から響き、青木は動きを止めた・・・。
思わず薪から唇を離し、振り向いて開いたままのドアの方を確認する。

青木の唇を失った薪の顔が見る間に歪み、先ほどまで青木にしがみついていたその両手は容赦なく時自分を包む大きな体を突き飛ばした。

青木は近くにあったデスクに尻を打った後、その反動で前のめりに床に手をついた。

うめく青木に目もくれず、いつもの不機嫌そうな顔の薪が床を革靴の底で打ちつけるようにしながら去っていく。

「薪さん!?」

薪は自分を必死に追いかけ伸ばしてきた青木の手を強烈に振り払うと、厳しい顔で青木を正面から見据えた。

「欲求不満で仕事にならないのならさっさと帰って彼女の所にでも行け!僕にはそんなことの面倒まで見きれん!」

そういうと薪は踵を返し、「違う」と言いかけた青木を無視して歩き出す。

「薪さん、待って・・・」
後ろから未練がましい青木の声がする。

しかし薪は振り返ることもなく、
「このことなら無かったことにしておいてやる」
と言い放つと、そのまま部屋を出て行った。

青木はただ茫然とその細い背中を見送った。

廊下からは遠ざかっていく薪の靴音が響いてくる。

まだ腕の中には薪の温もりが残っている・・・。
昂ぶりが収まらないままの青木の頭の中で、自分にしがみつき唇を求めていた愛らしい薪と眉をよせた厳しい顔の薪が交互に現れては彼を混乱させていく。

部屋に一人残された青木はペタリと床に座り込み、頭を抱えた。


薪はエレベーターに乗り込むと急いで扉を閉めた。
密室の中で一人になり、薪はやっと安堵のため息をつく。

ふと見ると、エレベーターの姿見の中で熱に浮かされたような顔の自分が自分を見ていた。

青木にきつく抱きしめられた感触が、青木の唇の感触が、まだ生々しく自分の体に残っている。

薪は青木がしたように、自分の腕で自らの細い腰を抱いた。
そして薪は青木の唇に・・・、舌に愛撫された自分の唇を愛おしむように指でなぞっていく。

一度触れられてしまった以上、忘れるに忘れられない・・・。

「バカ・・・」

苦しげにつぶやいた薪の言葉は鏡の中の自分に影を落としただけで、青木に届くことなくエレベーターのモーター音にかき消されていった。



<終わり>





読んで頂きましてありがとうございました!
ありがちな妄想ですよね~、すみません(^^;)

でも色っぽい話を初めて書く私にはちょうどいい感じの妄想だったんじゃないかなぁ・・・と思います(笑)

多分伝わってないと思うのですが(←ダメじゃん!)、これは「『嘘つき』はお互い様・・・」という話です(^^;)
薪さんはともかくとして、「青木の言うことはあんまり信用できない」とずっと思ってきた私の気持ちが込められているんですよね・・・。

でも最近「青木って成長した?」って思い始めています。
そういうわけで、次は「青木について思っていること」を書いていきたいな~と思っています!












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テーマ : 二次創作小説
ジャンル : アニメ・コミック

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読みました!

「『鈴木さんを忘れること』を罪だと思っているのなら」ってめぐるさんは、そんな風に考えているんですね!

「亡くなった後に俺の画だらけの自分の脳を見せつけて」っていうところも、「そんな画は見せたくない」と薪さんは思いつつ、「もしその画を青木は見たら、自分の気持ちに気づくのだろうか」って自虐が入りながらうっとりと考えてそうですよね(笑)

創作の中から読み取れる普段めぐるさんが考えている「薪さん、青木像に」感じ入ってしまいました☆
初接近?でしたよね、色っぽい表現も素敵でした。イラストもあって・・・色々お疲れ様でした~♪

あ、青木の言うことは信用できないですけど、その分析も期待しています!私は、どうなんだろ?信用できないというか、青木自身が、自分の気持ちを分かってないイメージです。青木がんばれ!

ともさんへ

> 「『鈴木さんを忘れること』を罪だと思っているのなら」ってめぐるさんは、そんな風に考えているんですね!

その辺は私の勝手な想像なのですが「そうじゃないかな~?」って思っています。私は人を殺したことは無いですが(笑)、人を殺めてしまったら良心のある人は「忘れてはいけない」と思うのではないかと思います。それに薪さんは理由はどうあれ鈴木さんという大切な人の命を奪ってしまっているので特にそう思うのではないかな・・・と思います。

> 「亡くなった後に俺の画だらけの自分の脳を見せつけて」っていうところも、「そんな画は見せたくない」と薪さんは思いつつ、「もしその画を青木は見たら、自分の気持ちに気づくのだろうか」って自虐が入りながらうっとりと考えてそうですよね(笑)

分かってくれたんですね!
そういうところが伝わってるか不安でした(^^;)
やっぱり薪さんってそういう妄想してそうな感じがしますよね!
そういう創作が書きたいと思っているのですが、上手く頭の中でまとまってくれません(笑)
そのうちに・・・(^^;)

> 創作の中から読み取れる普段めぐるさんが考えている「薪さん、青木像に」感じ入ってしまいました☆

今回書いてみて、創作って考察以上に自分の考えていることが表現されてしまうのかも・・・と思いました。
注意して書かないと・・・(笑)

> 初接近?でしたよね、色っぽい表現も素敵でした。イラストもあって・・・色々お疲れ様でした~♪

ありがとうございます~(^^)
絵は先にできてしまってたものだったので意外と楽でした。
正直に言うと普通のシーンより色っぽい表現の方がすんなり書けました・・・。
そんなんでいいのか?自分!?って感じ(笑)
なのでRに足を踏み入れるのは慎重にしようと思いました・・・。
サラサラとすごいことを書きそうな自分が怖いから・・・(笑)

> あ、青木の言うことは信用できないですけど、その分析も期待しています!私は、どうなんだろ?信用できないというか、青木自身が、自分の気持ちを分かってないイメージです。青木がんばれ!

なるほど・・・、それもあるかもしれないですね!
私は一巻からの青木をずっと見てきて感じていたことなのですがちょっと辛口になるかも・・・。
でも思ったことをちゃんと書いてみようと思います(^^)

あ、あと岡部さんの件はやっぱりその人によって見方が違うのですね。
どっちなんだろう・・・?
今後が気になりますね!

プロフィール

都 めぐる

Author:都 めぐる
北に生息する♀
人生の真ん中辺を歩いている最中です。

既婚で2人の子供の子育て中!

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