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「片想い」を読んで考えたこと

感想の途中ですが、最近活字を読んでいなかったので図書館から本を借りてきました。
タイトルに惹かれて内容も知らずに手に取った「片想い」(東野圭吾著)という本だったのですが、これが薪さん、雪子さん、青木のことを考察していた私にはタイムリーというか、何というか(余計混乱した気がしますが)、トランスジェンダーの問題を題材としたミステリーでした。
















【本の概要】

帝都大アメフト部のOB西脇哲朗は、10年ぶりに再会した女子マネージャー日浦美月から「自分は性同一性障害でずっと心は男であったこと」「殺人を犯してしまったこと」を告白される。大学時代に一度彼女と関係を持った哲朗は大いに困惑するのだが、「若き日の友情を裏切るまい」と同じく女子マネージャーで美月の親友だった妻・理沙子をはじめとする仲間たちと共に美月を守る決意をする。しかし、美月も仲間も、そして哲朗自身も仲間に言えなかった「秘密」を抱えていて・・・。



というお話なのですが、「自分の心は男だ」と断言し、理沙子にキスしてみたり、それを哲朗に告白して「殴れ」と挑発したりしておきながら、哲朗の体を求めてみたりする揺れ動く美月の性は非常に不可解。
「自分はずっと理沙子を想っていた」と言っていながら、ラストで大学時代に自分を偽って付き合っていたはずの中尾功輔と運命を共にしようとする美月は「女性」のように見えます。

この物語に出てくるある登場人物の

男と女はメビウスの表と裏。表だと進んで行ったら裏に回っている。この世の全ての人はメビウスの帯の上にいて、完全な男も完全な女もいない。
ある部分は男性的だけど、他のある部分は女性的、それが普通の人間。
トランスジェンダーも一様でなく、肉体は女で心は男などという単純な言い方はできない。

という言葉。
そして功輔が美月の性の複雑さを解説した

男を黒い石、女を白い石とするなら美月はグレーの石で黒50、白50でどちらの要素も持っている。
不安定な人間の脳は、その日の体調や環境で普通の男も95%黒→90%黒になったりするが大した影響は出ない。
だが美月が50%黒→45%黒になったら白が10%も多くなる。

という言葉がとても印象に残り、薪さんはどうなんだろう・・・って考えてしまいました。

メビウスの輪の表現にはなるほど・・・と思ったし、これだったら「性格は男らしいのに、青木を好きになってしまった薪さん」のことも説明がつくのかもしれない!
・・・そう思ったのですが、「同性を好きになる」というレベルに達する前には必ず壁が存在すると思うんですよね。

私もこのブログをやっていてたまに「男脳ですね」って言われるし、女っぽい可愛い恰好は苦手だし、実は中学校に上がるまではずっと自分のことを「僕」って言っていて、女性の中でも男っぽい方になるんじゃないかと思いますが、女性を好きになったことはまだ無いんですよね~(笑)

やっぱりメビウスの上にも男と女の性の間には壁を突き抜けないと行けないゾーンがあるのでは?
薪さんは貝沼事件や鈴木さんの事件のショックで突き抜けちゃった、或いはすり抜けちゃったのか・・・?
う~ん、しっくり来ない・・・。


そして黒い石、白い石の例えで言うなら、薪さんはグレーということになるのでしょうが、私は薪さんを「グレーゾ~ンっっ!!」とか言ってる某有名声優さんと一緒にはしたくないのですよ(TT)
「男と女の間を揺れ動いている薪さん」ってなんか嫌・・・。

では、

薪さんの場合見た目が女性的なので自分自身がそれに惑わされている可能性があり、元々黒ではあるがその振れ幅が普通よりも異常に大きい。
自分の精神状態や周りの環境(周りの自分への扱い方など)により黒95%→55%位まで変化してしまう。

と仮定したらどうだろう。

貝沼事件や鈴木さんの事件で精神的に暗闇のどん底にいたであろう薪さん。
「青木ならこの暗闇から自分を引き上げてくれるかも?」という強烈な期待や依存で、一時的に振れ幅が更に大きくなり白優位に!
そして薪さんは青木に恋するに至った。
(ちなみに白になるのは青木限定)

「薪さんグレー説」より、こっちの仮説が私の望む形ですが、皆さんはどう感じるんでしょうね(^^;)



「片想い」のお話に戻りますが、読んでみて性同一性障害に悩む人達のことが良く分かりました!と言いたいところですが・・・、分かりませんでした(TT)
やはり自分の身体に違和感を覚える感じとか、同性に恋愛感情を持つ感じは想像しても私には良く分かりません。

また社会が変わらなければそのような障害を抱えた人の苦しみは消えない・・・ということはよく分かるのですが、「戸籍の性別を変えることができる」などといった紙切れだけのことで済む問題ではないですよね。

「社会が・・・」ということは個人の意識も変えていかなければならないということでしょうが、自分のそばに性同一性障害の方がいたとして、差別したり偏見を持ったりはしたくないけれど、その接し方には困ってしまいそうな気がします。
難しいものですね・・・。

このお話には美月の他にも性同一性障害の男女、真性半陰陽(性の分化が上手くいかず、睾丸と卵巣両方の器官を持っている先天性の病気)の少女などが登場します。
精巣から男性ホルモンが出ても肉体が男性化しない精巣性女性化症、胎児期の早い時期に精巣が死んでしまう性腺形成異常症などという病気もあるのだそうです。


本当に単純な奴で申し訳ありませんが、この本を読んで薪さんが上のような病気でなければいいなぁ~と思いました(TT)

私は薪さんのことばかりが頭に浮かんでしまって斜めな所から読んでしまった気がしますが、色々な所に伏線が隠されていて、物語は思いがけない方向に進んでいきます。
(ちょっとネタバレさせちゃいましたが・・・)
ミステリーが好きな方は楽しめるんじゃないでしょうか(^^)

そういえば小説の「秘密」も東野圭吾でしたね(笑)

感想を書くつもりが、ブログ初期の頃に必死に考えていたような「薪さんって一体!?」という今さらな考察になってしまいました。
ごめんなさい!
次は感想の続きを書きたいと思います。
















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19日に鍵拍手コメントを下さった方へ

こんにちは^^
やっぱり薪さんは「れっきとした男性」が良いですよね!
外見が女性的というのも、病気とか障害だったらちょっと切ないです・・・。
確かに薪さんが女の子だったら青木は大喜びなんでしょうが、薪さんファンの気持ちは整理がつかない形になっちゃいますね(^^;)
コメントありがとうございました!

プロフィール

都 めぐる

Author:都 めぐる
北に生息する♀
人生の真ん中辺を歩いている最中です。

既婚で2人の子供の子育て中!

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